メニュー

ボツリヌス膀胱壁内注入療法

ボツリヌス膀胱内注入療法とは?

A型ボツリヌス毒素製剤(ボトックス®)はボツリヌス菌が作り出すA型ボツリヌストキシンという天然のたんぱく質を有効成分とする薬です。

軟性膀胱鏡というやわらかいカメラを用いて膀胱の壁内(筋肉)にボツリヌス毒素を注射します。ボツリヌス菌を注射するわけではありませんので菌に感染するという心配はありません。

当院では外来で治療を行っております。膀胱内に麻酔薬を投与し、麻酔が十分に浸透した時点で膀胱の筋肉に細い針でボツリヌス毒素を100~200単位、20~30箇所に分けて注入します。

処置時間は10分程度です。来院~帰宅まで合計1時間程度を目途にご来院ください。

 

治療の適応となる疾患は?

薬物加療で十分な効果の得られない頻尿、尿意切迫感を自覚される方が対象となります。

 

治療効果は?

薬の効果は約2-3日で現われます。薬の効果は約4-8カ月持続します。時間がたち、再度症状が出現した場合に再度投与することで同様の効果が期待できます。

 

副作用は?

膀胱を広げる効果を伴うため、排尿が一時的にしづらくなる確率が6%、尿路感染症をきたしてしまう可能性が7%ほどあります。

これらの副作用は、薬の作用が予想以上に強く現れた結果と考えられるため、薬の効果が弱まれば徐々に改善していきます。

 

費用は?

2020年4月から保険適応となりました。自己負担額3割の方で、約50,000円となります。

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME