尿路結石症
そもそも尿路とは?
尿路とは、尿が作られる臓器~通り道すべてのことを意味します。具体的には腎臓、尿管、膀胱、尿道になります。
尿路結石症とは?
上記のいずれかの臓器に結石が引っかかっている状態を尿路結石といいます。
結石が引っかかっている部位によって腎臓結石、尿管結石、膀胱結石、尿道結石など名称が変わります。
症状は?
急激な腰・背中の痛みや下腹部の痛み、血尿が主な症状となります。
また、頻尿や排尿時の痛み、吐き気などを伴う可能性もあります。
評価方法は?
尿検査をして血の成分が出ていないかを診ます。結石が尿路を傷つけて血がでている場合があるからです。
超音波検査で尿路に結石がないか、腎臓が腫れていないかを確認します。
さらに必要時、レントゲンやCT検査を用いて精査をしていきます。
治療法は?
結石のサイズによって治療方針は様々です。具体的には5mm~1cm以下では、痛み止め、飲水によって自然に出ることを期待し経過を観察します。
1cmを超えてくるサイズは自然に出ることは困難で、内視鏡で直接取り除く経尿道的尿管結石破砕術(入院)、体外衝撃破破砕術(外来または入院)などの何らかの処置を必要とするケースが多いです。
このような処置が必要な場合は紹介となります。