骨盤臓器脱
そもそも骨盤臓器脱とは?
特に骨盤臓器脱は女性が患ってしまう場合が多いです。
女性の骨盤には、膀胱、子宮、直腸などの臓器があり、それを支えている筋肉が「骨盤底筋群」といわれている骨盤の底にある筋肉たちです。
加齢に伴い、そうした筋肉たちが弱くなり、臓器を支えきれなくなると骨盤内臓器が体の外に出てきます。
膀胱、膣、直腸、子宮などが出るとそれぞれ「膀胱脱、膀胱瘤」「膣断端脱」「直腸脱、直腸瘤」「子宮脱」といった診断名となります。
どういった症状になるか?
長時間の立位や歩行時など、骨盤の臓器を支えておかなければならない体位で臓器が出ることで気づくケースがあります。
ピンポン玉のようなものが陰部から出ている、陰部にできもののようなものが触れてしばらくすると引っ込む。
というように明らかな症状~あやふやな症状もあります。
どのように診断するか?
お腹に力を入れていただいた状態で診察台にて診察していきます。
骨盤臓器脱に伴いうまく排尿ができていないケースがありますので、排尿機能も合わせて超音波検査装置などを用いて診察していきます。
治療法は?
骨盤底筋群のトレーニングをまず行います。
骨盤臓器脱の程度にもよりますが、トレーニングにより改善するケースがあります。
ペッサリーリングを膣内に挿入する方法や手術で治す方法もあります。
当院では診断~治療法まで患者様のニーズにあった手法でご案内いたします。